小さな島から始まる物語が、世界中を旅する壮大な冒険へ――。
そんなドラクエらしいワクワクを、もう一度味わえるときがやってきました。
『ドラゴンクエストVII Reimagined』は、2000年に発売された名作「ドラクエ7」を、
人形劇のような温かみある“ドールルック”で再構築した新しい冒険です。

石板を集めると過去の世界に飛び、失われた島を現代に復活させる──
ちょっと不思議で、でも夢中になれるこの仕組みはそのままに、
物語はもっと遊びやすくテンポよく生まれ変わりました。
しかも、職業システムもパワーアップして、同時に二つの職業を扱える新しい仕組みまで。

「ドラクエ7って聞いたことはあるけど難しそう…」と思っていた人も、
「昔やり込んだけどまた遊んでみたい」という人も、きっと新鮮に楽しめるはずです。
懐かしさと新しさが同居したこのリイマジンド版から、あなたのドラクエ冒険を始めてみませんか?



ドラゴンクエストVII Reimagined

  • 『ドラゴンクエストVII Reimagined』 アナウンストレーラー



基本情報

  • 発売日:2026年2月5日(全機種)
  • 対応:Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)
  • 概要:2000年『DQVII』の“再構築版”。ビジュアル・物語・バトル/職業を現代向けに刷新。
    シングルプレイRPG。 スクウェア・エニックス北米プレスハブ



物語のあらすじ

舞台は小さな孤島「エスタード島」。
主人公(漁師の息子)、王子キーファ、幼なじみマリベルが、謎の石版の神殿を見つけ、
過去の世界に飛ばされます。
過去の世界を解放すると「新たな島」が現代に浮かび上がる仕組みで、

  • 過去での冒険 → 現代に島が復活 → 世界が広がる
    という独自のストーリープログレッションが特徴です。

最終的には、世界を闇に閉ざそうとする存在「神さま」と「オルゴ・デミーラ」との戦いに挑む物語です。


特徴的なシステム

  1. 石版システム
    • 石版を集め、神殿にはめ込むと新たな冒険の地へ。
    • 本作の代名詞であり、冒険の進行そのもの。
  2. 職業(転職)システム
    • ダーマ神殿で転職可能。
    • 戦士・僧侶などの基本職を極めると上級職に。
    • さらにモンスター職も存在し、モンスターの心を入手して転職できる。
  3. 超ボリューム
    • プレイ時間は平均100時間以上とも言われる大作。
    • サブイベントも豊富で、ストーリーは群像劇的。

主なキャラクター

  • 主人公:無口な少年(プレイヤーが名前を決める)
  • キーファ:グランエスタード城の王子。自由奔放だが仲間思い。
  • マリベル:主人公の幼なじみ。毒舌だが心優しい少女。
  • ガボ:狼少年。人間に近いが特殊な出自を持つ。
  • メルビン:古代の伝説の勇士。
  • アイラ:フィッシュベルの踊り子で戦士。

評価と印象

濃い群像劇:人間ドラマに焦点を当て、社会問題や人の業を描いたシナリオが多い。

長大なシナリオ:ストーリー量がシリーズ最大級。

賛否両論の序盤:序盤が長く、戦闘開始まで数時間かかることが当時話題に。




ビジュアル方針:実物人形を思わせる《ドールルック》で世界観を再提示。

ドールルックの魅力をやさしく解説

『ドラゴンクエストVII Reimagined』の大きな特徴のひとつが、
**“ドールルック”**と呼ばれる独特のビジュアル表現です。
これは、まるで本物の人形劇やジオラマの舞台をそのままゲームにしたようなスタイルで、
過去のドラクエ作品にはなかった新しい試みなんです。

まずキャラクター。従来のアニメ風や3Dモデルとは違い、人形をモチーフにしたデザインになっています。塗装された人形のような質感や、少し丸みのあるフォルムが特徴で、
画面を見ていると「人の手で作られたもの」が動いているような温かみを感じられます。

背景はジオラマ風
小さな舞台セットを覗き込んでいるような見た目で、
建物や木々も“手作りの模型”っぽい質感が強調されています。
そのため、冒険の舞台全体が「自分の目の前に広がる小さな世界」として感じられ、
従来のドラクエとは違った没入感があるんです。

なぜこの表現が選ばれたのか?
開発者は「目の前で物語が繰り広げられているように見せたい」という意図を語っています。
ドラクエ7は、世界中の島を旅し、人間のドラマや社会的テーマを掘り下げる群像劇的な作品。
その内容を“人形劇”というフォーマットに落とし込むことで、プレイヤーにとって親しみやすく、
かつ温かく感じられる仕掛けになっているんですね。

さらに、実際に人形を作り、それを3Dスキャンしてモデル化する手法も使われています。
つまり単なるCGではなく、リアルの造形物をデジタルに取り込むからこそ出る質感。
この「アナログ×デジタル」の融合が、ドールルックの大きなポイントです。

結果として、『Reimagined』はHD-2Dとも通常の3Dリメイクとも違う、
“新しい表現方法”を打ち出しました。
ドールルックは、懐かしいけれど新鮮、温かいけれど壮大――
そんな独特の雰囲気を生み出しているのです。




ストーリーは“流れを最適化”

🔹 原作の特徴と課題

  • **原作(PS版ドラクエ7)**は「とにかく長い」「話が細かく分岐する」と有名でした。
  • ストーリー進行が“島ごとに独立した群像劇”の形で、サブイベントに近いものも多く、
    メインの筋が見えづらくなることがありました。
  • 当時から「ボリュームはすごいけど、テンポが悪い」「同じような寄り道が多い」と
    感じる人も少なくなかったんです。

🔹 Reimagined版での方針

公式コメントやインタビューでは以下の点が語られています:

  1. 原作に忠実なメインストーリー
    • 大筋(石板を集めて過去に行き、島を復活させる流れ)は変えない。
    • キャラクターや主要イベントもそのまま。
  2. “テンポの最適化”
    • メインに直結しないサブシナリオや、冗長になっていた部分は削ったり整理。
    • イベントの順番を入れ替えるなど、“流れが分かりやすいように調整”している。
  3. 寄り道要素は残す/新設する
    • ただ削るだけでなく、新しいシナリオやミニゲームも追加される予定。
    • 「やり込み要素が減ってつまらなくなる」という批判を避けるために、バランスを取っている。

🔹 どう変わるイメージ?

RPG初心者でも迷いにくくなり、同時に「探索好き」な人も楽しめる構成になる。
原作:寄り道が多く「次の目的地どこだっけ?」となりがち。

Reimagined:**“一本道化”ではなく、“整理された一本道+寄り道の自由”**という形。




🪨 石板システムについて

  • 石板を集める仕組みは「リイマジンド」でも続投。
  • 過去の世界へ行けるかどうかを決める“冒険のキー”であり、ゲームの根幹なのでここは変えられない。
  • ただし、集め方や進行のテンポは改良される。
    • 「どの石板が足りないのか分かりにくい」という原作の問題点を改善。
    • UIやガイドで“遊びやすさ”を意識した設計になる。

🏝️ 島復活の流れ

  • 過去で解決すると、現代に島や街が復活する――
    この体験はドラクエ7の象徴的な要素なので削られていません。
  • トレーラーや公式サイトでも「Fragments(石板)」「復活する島」が明確に紹介されています。

📝 開発側の言葉(要約)

  • 「物語の大筋は原作に忠実に再現」
  • 「ただしテンポを最適化し、必要に応じてエピソードを追加・整理」
    → つまり、“石板で世界を広げる”というコア構造は残しながら、
    冗長さをカットして遊びやすくする方向性です。



戦闘/職業システムを再設計


一息でわかる要約

  • 戦闘は従来どおりターン制だが、テンポや見せ方をよりダイナミックに調整。press.na.square-enix.com
  • Moonlighting職業を2つ同時に扱える新設計。ビルドの自由度が上がる。press.na.square-enix.com+1
  • Let Loose=キャラが“昂ぶった”ときに使えるひと押しの必殺アクションpress.na.square-enix.com
  • Monster Master(新職)+Positive Reinforcement強力なモンスターを呼び出して攻撃できる職専用の特性。press.na.square-enix.com+1
  • UIは再設計され、必要な情報にアクセスしやすくpress.na.square-enix.com



ダイナミック化したターン制

  • ルールはターン制のまま。ただ演出・テンポ・手触りを見直して、よりスピーディで気持ちよく。
    ビルドの幅が増える変更(下のMoonlighting等)とセットで“戦い方の選択肢”を増やす狙い。press.na.square-enix.com

Moonlighting(ムーンライティング)

  • 同時に2つの職業を装備できる仕組み。
    例:戦士+魔法使いで、物理と魔法の両方に対応/僧侶+武闘家でヒールと手数の両取り…のように役割をミックス可能。
  • マスターした職の熟練度を失わずに2職目を選べ、切り替えも柔軟にできる方針が語られている(実装詳細は続報待ち)。Nova Crystallis

Let Loose(レット・ルース)

  • キャラが“worked up(昂ぶった)”状態になったときに発動できる強力な一手
  • いわゆる“ゲージ技”のような状況打開ボタンだと捉えると分かりやすい(個別効果は職やキャラで変わる想定)。press.na.square-enix.com

Monster Master(モンスターマスター)& Positive Reinforcement

  • 新職業「モンスターマスター」の固有特性がPositive Reinforcement
  • 戦闘中に強力なモンスターを召喚して攻撃させられるのが売り。昔の“モンスター職”と似て非なる、
    職業の特性としての召喚”が軸。press.na.square-enix.com+1

再設計されたUI

  • UI(メニューや戦闘画面の情報レイアウト)を作り直し知りたい情報にすぐ届くように改善。長い旅でも迷いにくい。press.na.square-enix.com


“2職×必殺×召喚×新UI”で、ターン制は続投しつつも、遊び味は現代風に大胆アップデート。 press.na.square-enix.com




キャラ情報

キャラクター情報、公式に発表されてる分を分かりやすくまとめます。
声優さんも含めて。完全情報ではないけど、かなり新しい発表分です。

キャラクター声優(日本語)ひと言特徴/役割
主人公(プレイヤーキャラ)大鈴功起物語の起点。ユーザーが名前を付けて操作するキャラ。冒険の中心。 (ファミ通.com)
キーファ宮野真守グランエスタード城の王子。自由を求める冒険家。主人公の仲間で、王家との縛りとか葛藤を持ってるキャラ。 (ドラゴンクエストウィキ)
マリベル悠木碧村長の娘。明るくて正直、冒険心も強い。主人公と友人関係。 (ドラゴンクエストウィキ)
ガボ田村睦心狼のような生育環境を持つ少年。人間外(?)の出自や家族の話など、ドラマ性がある。冒険における“無二の仲間”ポジション。 (ファミ通.com)
アイラ今井麻美踊り子/ダンサー的なキャラクター。美しい容姿と強さを兼ね備える。戦闘でもサポートやバランス役。 (ファミ通.com)
メルビン千葉繁古代からの伝説の勇者。過去の事件と深く関係するキーキャラ。重厚なストーリーで存在感大。 (ファミ通.com)


🔍 追加でわかること


キーファはどうなる? 解説


🏰 キーファとは

  • グランエスタード王国の王子で、主人公の親友。
  • 自由奔放で好奇心旺盛。王子という立場に縛られたくなくて、主人公やマリベルと一緒に冒険へ。
  • 仲間キャラとして序盤から強力で、攻撃力も高く頼りになる存在。

📖 物語での役割

  • ドラクエ7最大の衝撃とも言えるのが、途中でパーティを離脱する展開
  • キーファは冒険の途中で、とある村の女性と出会い、自分の使命を見つけて旅を続けず、村に残る決断をします。
  • 以後、二度とパーティに戻らないため、プレイヤーに大きな喪失感を与える存在として有名です。

🧭 Reimaginedでどうなる?

  • 公式発表では「物語の大筋は原作に忠実」とされており、キーファが離脱する流れは基本的に維持されると見られます。
  • ただし、「ストーリーのテンポ最適化」「新規エピソード追加」の方針が出ているので、
    • 離脱までの描写がより丁寧に描かれる
    • 彼の心境や決断を深く理解できる新イベントが追加される
      可能性が高いです。

🎙️ 声優

元々の自由で明るいキャラに加えて、繊細な心情の変化も演じられるため、
リイマジンド版ではより人間味あるキーファになると期待されています。

宮野真守さんが演じると公式発表されています。




<まとめ>

新要素・変更点

「リイマジンド」がオリジナル版/過去のリメイクと比べてどこが変わるか、注目すべきポイント:

  1. グラフィック表現の刷新
     ・「ドールルック」「ジオラマ風」のCGグラフィック。町やフィールドなど、模型・人形のような温もりを感じる見た目を目指している。 ドラゴンクエスト+1
     ・古いオリジナルや3DS版とは異なるスタイル。HD-2Dではない、フル3D+ジオラマ風。 GamesRadar++1
  2. ストーリー構造の見直し・整理
     ・オリジナル版で「島々を巡る多数のサブクエスト」があったが、Reimaginedでは主筋との関連性が低いものを削除、あるいは新規シナリオを追加して物語の密度と流れを改善しようとしている。 GamesRadar++2Noisy Pixel+2
     ・イベント順序の入れ替えもあり。 Noisy Pixel
  3. システム・プレイ体験の改善
     ・職業(Vocation)システムの刷新:人間職を2つ掛け持ちできるようになった。 “モンスター職”はなくなる。 ファミ通.com+2Noisy Pixel+2
     ・戦闘周りの利便性:戦闘速度調整、自動戦闘オプションなど。弱い敵を一瞬で倒す機能も。敵が見え、接触または攻撃で戦闘開始など “戦闘前の操作” も改善。 GamesRadar++3Windows Central+3Noisy Pixel+3
  4. 容量・仕様関係
     ・Switch版:容量およそ4.2GB、Switch2版は6.8GBと軽め。 Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト
     ・Switch → Switch2 のアップグレードパスやセーブデータの引き継ぎはない。別バージョンとして扱われる。 Noisy Pixel+1
  5. 追加・特典内容
     ・豪華版・超豪華版、デジタルデラックス版などの特典あり。スチールブック、ぬいぐるみ、ボトルシップフィギュアなどの物理特典も。 ドラゴンクエスト+1
     ・早期購入特典やゲーム内アイテムなどの付属も含まれる。 ドラゴンクエスト+2ドラゴンクエスト+2

賛否・懸念の声

記事でバランス取るためにも、意見・懸念の部分も触れておいた方がいい。

  • 「手抜きリメイク」「改悪」の声
     サブシナリオの削減やキャラクターの表現変更などで、「昔の思い出が薄れる」「オリジナルの志を損なうのでは」という批判が一部で出ている。 ゲームメモ
  • 容量は軽くても、表現の変化が気になるユーザー
     見た目・語りの調整などがオリジナルとかなり異なる部分があり、それが良いか悪いかは人によって評価が分かれそう。
  • Switch版などハード依存の制限
     Switch → Switch2 へのセーブ引き継ぎなし、アップグレードなし、という仕様はユーザーにとって制約。 Noisy Pixel+1




最後は改めて、堀井雄二先生と、市川毅さんの紹介・解説動画をご覧ください!

速報!ドラゴンクエストVII Reimagined





ユミアのアトリエ、ユミアちゃんもいかがですか??🥰